2022年05月25日

ヤストシエズミ2018年春夏コレクションコラージュに込めた想い

(Yasutoshi Ezumi)の2018年春夏コレクションが、東京・神宮前のトランク ホテルにて2017年8月25日(金)に発表された。ヤストシ エズミ 2018年春夏コレクション - コラージュに込めた想い|写真18月も終わりだというのに暑い日が続く日々。今シーズンのヤストシ エズミは、そんな暑さを忘れさせてくれるような爽やかなコレクションだ。まず、洋服を作るうえでデザイナーの江角泰俊が念頭に置いたのは「」というテーマ。これまで建築を大きなテーマとして掲げてきたが、そこから離れてあらゆるものを模索し、というブランドの根底にあるコンセプトを「コラージュ」という視点で表現するよう転換した。の組み方やレイヤーの仕方で、風になびくは着る人に女性らしさを纏わせる。ヤストシ エズミ 2018年春夏コレクション - コラージュに込めた想い|写真6ショーの始まりを告げたは、色違いので構成したロング リーンなシルエットだ。ワンルックがロジックの異なるもので満たされている。コートの上から巻きスカートのようなものを巻き付けていたり、通常あるはずのないバックスタイルに袖が垂れていたり、まさに「コラージュ」を体現する。一方、デニムジャケットはジッパーとボタン、そしてでも遊んでいる。ビックシルエットの大きなキャンパスに、がのびのびと巡らされている。ヤストシ エズミ 2018年春夏コレクション - コラージュに込めた想い|写真11とはいえ、ありったけのものを足すのではなくて、きちんと女性らしさを補うために引き算も忘れていない。シャツワンピースは、前から見ると多様な装飾だが、バックシルエットは比較的シンプル。前に置いたコルセットは後ろからは見えず、ウエストが強調されているもののフラットだ。また、シャツ地のワンピースのなかで、幾枚かの布をに重ねたようなスタイルがある。そこには、肌を見せる楽しさがあり、引いて見える美しさが凝縮されている。ヤストシ エズミ 2018年春夏コレクション - コラージュに込めた想い|写真19ただ装飾をカット ペーストするだけでなく、テイストの組み合わせも感じさせている。その中でも象徴的だったのがのムードである。ドローコードはジャケットに巡らされ、を導いている。しかし、装飾が重すぎてはいけないかルイヴィトンケースコピーら、きちんと胸元はエレガンスな深いバレンシアガスーパーコピーV字。スカートやワンピースに用いられたアイレットやのディテールも同じで、ミリタリー的要素を汲んでいる。「コラージュ」を紐解くために、通常ならさりげなく用いられるそれらを敢えてクローズアップしているのが面白い。ヤストシ エズミ 2018年春夏コレクション - コラージュに込めた想い|写真49江角はこうした「コラージュ」の表現について「予想外なものを導くものであって、アイディアは無限に出てくる。」と話している。視点を変えた今季には、その「意外性のある組み合わせ」により、江角の“ブランドのこれから”に対する想いを伝えてくれた。(CoSTUME NATIONAL)のウィメンズデザイナーとしてもスタートを切り、さらに来シーズンからはブランド名を「エズミ」に変更するという。新たな1歩を踏み出す江角の心が垣間見えるシーズンであったともいえるだろう。


Posted by gdfg5 at 20:49│Comments(0)
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